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日本山岳保全サミットに参加してきました。8月24〜25日

北杜市と北杜山守隊の主催で日本の登山道整備に関する課題の共有と山岳資源を次世代に繋げることを目的に開催され、

登山道整備を展開する10団体の事例紹介と(株)ヤマップ代表の春山さん、台湾千里歩道協会副執行長シュ・ミンチェンさんによる基調講演とパネルディスカッション、フィールドの視察と実作業の体験という3日間にわたる内容でした。今回はそのうちの事例紹介とシンポジウムの2日間参加してきました。

この2日間でとても印象に残ったのは、登山道整備の団体が全国的に増えている中、どこの団体もその地域特有の課題があり悩むところも様々ありながらも、資金面や人材不足の問題が共通して見られるところでした。

またフィールドの管理体制の仕組みの複雑さによる手続きの難しさもあり、ここは私たちも今後、確実に直面するであろう課題だという認識もあり、とても共感し参考になる部分でありました。

そのなかで、ヤマップの春山さんは山歩きを「消費」するだけではない次のフェーズに進むタイミングだと仰っていました。山から海にかけて土地を流域と捉えて、自分の生命圏でどのように暮らしていくか、どのように環境を捉えていくかとそんな事を考えていく必要があるのではないかとご提言がありました。

私たちが対象としている奥多摩奥秩父は多摩川、荒川、千曲川、笛吹川という日本を代表する河川4つの源頭にあたります。流域=生命圏と捉えると非常に多くの人々の暮らしを支える山域であり、改めて偉大な山々だと感じました。

様々な課題を乗り越えて健全な山と人々の暮らしを支えるような活動に育てていきたいと心意気を新たにした機会となりました。サミット開催に関わった皆様、また有意義な会話をさせていただいた皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。


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