今回の作業箇所は1メートル近く深く掘れてしまっていて、両サイドは下部の方が深く削れている状況です。
ここに対してどのような処置をするかしばし議論が交わされます。直し方、使える材料、最終的にどのよう形にするのか。
とても色々な考え方があります。「元の地形にできる限り戻す。」「植生を回復させたい。」「登山者が安全に歩ける。」「大きな材料を使って補修箇所を定着させる。」「力を使わずとも水の流れを変えて侵食を抑えられる。」などなどなど。
今回は出来る限り元の地形に近づけて、植生の回復を目指すような方法を選びました。
そもそも私たち「トレアソ」は登山道を直すにあたって、どんな要素を優先すべきなのか。そしてどんな自然環境を、どんな山を残していきたいのか。模索しながらではありますが、色々な方法を試しながら、この山域に適した方法を導き出していきたいと思います。
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